損害保険代理店問題を考える会 第5回院内集会へ参加
2023-12-08
12月8日(金)損保代理店第5回院内集会が参議院議員会館にて開催され、参加してまいりました。
地方からも数多くの代理店の方々が出席され、活発な意見交換が行われました。
■プログラム
・国会議員挨拶
・金融行政報告:
三浦知宏 金融庁監督局・保険課長
・基調報告:
松浦章 兵庫県立大学客員研究員・経済学博士
基調報告『損害保険産業の再生を代理店の立場から考える』の資料より、一部掲載いたします。
●ビッグモーター事件と損保各社の「利益至上主義」
利益至上主義による癒着があり、損保各社は、ビッグモーターなど大手ディーラーの
修理工場に優先的に事故車を紹介・入庫させる「入庫誘導」を恒常的に行ってきました。
提出される見積書の金額を協定金額とする「簡易調査」が常態化し、数多くの不正請求が
見過ごされてきました。損保各社の姿勢に、根本原因があると言わなければなりません。
●損保代理店の校正取引委員会への集団申告
校正取引委員会への集団申告は、現行の代理店政策に損保代理店が集団で異議を唱えた
ものです。現場から損保業界に現状を正そうとする勇気を持った行動と言えます。
●優越的地位の濫用で264人が「申告人」に
今年7月21日に公正取引委員会へ申し立てを行いました。
「申告人」は、代理店経営者、同従業員、損保会社社員、同OB・OGなど264人にのぼっています。
非常に意味のある言葉だと感動いたしました。